2020年4月6日にニュースで、政府が都内の鉄道会社に対してダイヤの減便をすることを要請していると発表しました。
対象は首都圏の鉄道会社。
JR、東京メトロ、各新幹線です。
平日のダイヤを土日祝日と同じダイヤにするというのです。
目的は混雑緩和ではなく、外出する人を減らすことなのだそう。
しかし、余計に混雑するのではといった反対の声も多い様子。
こちらの記事では、鉄道減便の目的をニュースやSNSの投稿を整理した上で解説してます。
鉄道減便の目的は混雑緩和ではない
鉄道会社に対して減便の要請。
一体目的は何なのでしょうか?
対象は新幹線にも及ぶ見通し。当面は平日も土日・祝日のダイヤを運用し、終電の繰り上げも検討している。最終的に通常の5割程度まで減らすことも想定しているもようだ。
引用:産経ニュース
このニュースの発表時、鉄道を減便することの目的については述べられていません。
ただ、過去にヨーロッパで鉄道を減便し余計に混雑した事例もあることから、混雑緩和が目的ではないことが確かではないでしょうか。
え、ヨーロッパで地下鉄間引いたら満員電車が更に大変なことになってて、間引きないしない方がいいって言ってたじゃん。
何で他の国の状況を教訓にしないの?〈独自〉政府、首都圏で鉄道減便要請検討 緊急事態宣言、新幹線も対象 https://t.co/md00bxAGfz
— ゆん (@PinkYunchan) April 6, 2020
SNSでも減便することの目的が分からないといった声が多数。
鉄道の減便処置というのは、この前職場で話題になったのだけど、要は我々職員の出勤を減らす・休ませるというのが主目的なんだよね。ただ自分はもしそうなったとしても給料が減るのが目に見えているので、かなり微妙な気持ちです
— あんち えっくす (@anti_X0628) April 6, 2020
人の移動を減らし、不要不急の外出を抑制させるのが目的だから、特急や新幹線の減便はおそらく大きく有効だと思う。通勤電車は減便しすぎると逆に3密を産みかねないから、朝夕晩の通勤帰宅時間帯は本数維持。これで5割くらいに減らせるのでは?
— あだっちー (@wataruada1004) April 6, 2020
減便の目的が見えないんですよね。
人の流動性(総移動量)を抑制しようとしているのだとしたら、単に密度が上がるだけであまり意味はない気がします。
感染機会を減らそうしているのだとしたら、感染リスクは密度×便数という単純な積にはならないのかもしれません(憶測)。— Gyo Zwackelmann (@_gyochan_) April 6, 2020
鉄道を減便することの目的は以下のことが考えられます。
<鉄道減便の目的>
- 外出の抑制
- 首都圏から郊外への移動の抑制
- 鉄道会社での勤務者への休日確保
鉄道減便で満員電車の密度向上で反対派多数
しかし、鉄道を減便することでさらに通勤時間は混雑し、車内の密度が増加しコロナウイルスに感染する可能性が上がるのではといった反対の声が多数挙がっています。
根底は人との接触を減らすのが目的のはずなのに減便で満員になったら感染リスク拡大するだけじゃないの?
— みり衛門@主食はプロテイン (@miliTlow) April 6, 2020
鉄道減便の目的は何?
電車混んで余計に感染リスク高まるでしょ!
海外で感染爆発した原因の一つなのに同じことする?今までの政府の対応、冷静に分析すれば理解できるところあったけど、これだけは意味不明
— あーる (@tanakikumaru) April 6, 2020
なぁまじで頭悪くて総理大臣のやってることの意図が全くわからないから誰か教えてくれよ。公共交通機関の減便に一体なんの目的があんの?「本数減ったからウチは仕事やめよう」って企業が判断すんの?テレワーク進むの?人の移動少なくなるの?感染者数抑えられるの?
— 欠落 (@jinnruiketuraku) April 6, 2020
お国が減便要請するというのは、減便したから乗るなと知らせることによって、いつもより混雑率を下げたり、人の移動を少なくすることが目的なのだろうか。
— たがや (@GoodBye_4151500) April 6, 2020
鉄道を減便させることで利用者が減り、少しでも車内の混雑緩和を目的としているのなら、その目的は果たして適切なのでしょうか?
鉄道の本数が減ったからといって、企業はリモートワークにしましょう、と指示を出すわけではありません。
電車の本数が減ったからといって、鉄道の利用者が減るわけではありません。
現在通勤している方々の中にはリモートワークができない環境、職種だから通勤していることを考えると、鉄道を減便することのメリットは考えると少ないでしょう。
現時点では減便の要請をしている段階。
今後、ダイヤにどのような変化があるのかニュースから目が離せません。